調律のご案内
おじまピアノ では、ご家庭のピアノうをはじめ、コンサート調律、修理、楽器販売をを承っております。
『 レッスンにいくと先生の家のピアノは弾きやすいし音もとてもきれいだよ! 』
・・・・・こんなお子様の声を聞くことはありませんか??
すばらしく高価な楽器でなくても、調律調整の整ったものは、別の楽器になったと思えるほど変わる場合もあるのです。
私達がよく言われるのは、『 思った以上に変わるのね、どうして・・・? 』でも掃除をするだけでも、音や弾き心地は変わるものです。
●調律基本料 (価格は税込み価格です。)
グランドピアノ・・・・・・・・・・22,000円
アップライトピアノ・・・・・・・16,500円
コンサート調律・・・・・・・・・25,300円
コンサート立会い料(1hour)4,400円
*修理やオーバーホールの料金はお問い合わせください。
尚、基本料金には、部品交換しなければいけないような大掛かりな修理を除いては、内部清掃やタッチ調整など、一通りの作業料金が含まれております。
前回からの調律空白期間の割り増しも頂いておりません。
全弦交換も、お任せください。
古くなってきたピアノや、熱心にレッスンされる教室などの弦は、傷みやすく、断弦がおきることもしばしばございます。
1本だけの交換は勿論、全ての弦交換も、現地でおこないますので、ピアノを工房へ持ち帰りませんので、移動費用が掛かりませんし、お時間に合わせて、パートごとに日を別けて張り替えることも可能です。
レッスンの無いお時間帯などに、作業させていただきますので、お教室を休んでいただかなくても大丈夫です。
断弦症状の多くは、次高音、高音と呼ばれる中音域の上、4セクションのうち高域側2ブロックを中心に表れます。
もともと弦が細いのと、メロディーライン音域ですので、力も入るのでしょう。それに加えて、ハンマーの肉厚も少ないので、どうしても切れやすくなっています。
この部分だけでも変えておくと、暫くは断弦の心配から開放されますし、やはり新しい弦は共鳴力が増え、響きが増しますのでお勧めです。
調律って何!?
あまり知られていないピアノの中を探検してみましょう。
一般的には、ピアノのド、レ、ミは音階と皆様ご存知だと思いますが、意外と知られていないのがピッチ(ピアノ全体の音の高さ)です。ピアノは弦を張ったり、緩めたりして音の高さを変えて合わせるのですが、全体に強 く 張った場合 (ピッチが高い)と、弱 く 張った場合 (ピッチが低い)とでは、響きや音色が全く違います。
又、このピッチが合っていないと、他の楽器と合奏した時などに音程のズレを感じ、うまく響き合いません。
『ラ』の音を A と呼びますが 、鍵盤の中央の右手で弾く場所のラの音を442Hz (ヘルツ) の周波数に合わせます。
ご家庭では、季節の温度変化などにより、442Hzが正しいとは限りません。
お伺いする時期により、年間を通して適度なピッチが長持ちするよう、作業前に相談させていただきます。
勿論他の楽器との合奏等により、指定ピッチが在るような場合は遠慮なくお申しつけください。
左の写真はピアノの音色を左右する
ハンマー という部品です。
ハンマーで、弦を叩いて音を出す訳ですが、このハンマーに針を刺して音色を軟らかくしたり、フェルトを削ったりして音の粒を揃えたりする作業を整音と言います。
使い込まれて消耗したハンマーでも正しく整音がなされれば蘇らせる事も出来ますし、又新しいものであっても直し方によってはダメになってしまいます。
ただ単純に刺したり削ったりすれば良いわけではないので緊張する作業となります。 そして鍵盤や中のアクションの機能を調整します。鍵盤がスムーズに動くかどうかアクションの調整寸法がわずか(1ミリ以下の単位で)違うだけでも、弾き心地や音色にも影響が出ます。
とても大切なことですが、音響板にほこりが積もってたり弦が錆びていると音の伸びや響きに悪影響を与えます。 ただ時間のかかる作業なので、大抵の場合は割増料金になりますが、出来る限り基本料金内での作業をさせていただきます。
グランドピアノをお持ちの方なら、譜面台の奥を覗いて
みて下さい、きれいな状態ですか?
調律とは、ただ音を合わせるだけではありません。これらすべての作業が正しく行われてはじめてピアノの状態が整い気持ちよく弾いて頂けるのです。
使用頻度、痛み具合によって多少変わりますが、一台のピアノに掛かる調律の時間は一時間半から二時間位で、作業内容によっては一日掛かりになることもあります。
工具は勿論、使用する薬剤などは持参いたしますが、出来れば調律時には、掃除機をお借りできますとありがたいです。
内部清掃とはいえ、埃だけでなく、カビなどにより時間が掛かることもございますので、作業時間はゆとりのある日程にてご相談ください。
アップライトピアノも、まずは内部清掃から。そして裏側も出来る限り掃除をおこないます。
アップライトピアノの場合は、壁にぴったりつけているケースがほとんどで、手前に引き出して作業します。
床が畳やフローリングの場合も、養生して傷などつけないようおこないます。